原油反発で資源国通貨の上昇に注目か
2021.12.07
- 米・3年債入札
- 米・貿易収支
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発し、株高・金利高・原油高の完全リスクオン相場となった。原油WTIは、節目の70ドル台を回復。1バレル70.1ドル台での推移となっている。恐怖指数(VIX)は11%ほど下落し、27.1付近での推移だ。ゴールドは横ばい推移が変わらず、1,780ドル台となっている。
為替市場は、原油の上昇に伴い、資源国通貨である加ドルと豪ドルが上昇している。特に地合いがリスクオンとなったため、加ドルは対スイスで大幅に上昇。加ドルフランは、0.712から0.726まで100pip以上の反発となった。日足ベースでは、加ドルフランは5日分の実体足を包み込む「包み足」となっているため、今週後半にかけ反発の勢いが継続するのか、しっかりと見極めたい。
本日は、16:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、19:00に独・ZEW景況感調査、22:30に加・貿易収支、米・貿易収支、米・第3四半期非農業部門労働生産性(確報値)、24:00に加・Ivey購買部協会指数、27:00に米・3年債入札、29:00に米・消費者信用残高が予定されている。リスクオンムードとなっている市場が継続するか、各種指標と照らし合わせつつ慎重に注視したい。
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