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原油反発で資源国通貨の上昇に注目か

相場レポート

原油反発で資源国通貨の上昇に注目か

原油反発で資源国通貨の上昇に注目か
本日のポイント
  1. 米・3年債入札
  2. 米・貿易収支

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発し、株高・金利高・原油高の完全リスクオン相場となった。原油WTIは、節目の70ドル台を回復。1バレル70.1ドル台での推移となっている。恐怖指数(VIX)は11%ほど下落し、27.1付近での推移だ。ゴールドは横ばい推移が変わらず、1,780ドル台となっている。

為替市場は、原油の上昇に伴い、資源国通貨である加ドルと豪ドルが上昇している。特に地合いがリスクオンとなったため、加ドルは対スイスで大幅に上昇。加ドルフランは、0.712から0.726まで100pip以上の反発となった。日足ベースでは、加ドルフランは5日分の実体足を包み込む「包み足」となっているため、今週後半にかけ反発の勢いが継続するのか、しっかりと見極めたい。

本日は、16:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、19:00に独・ZEW景況感調査、22:30に加・貿易収支、米・貿易収支、米・第3四半期非農業部門労働生産性(確報値)、24:00に加・Ivey購買部協会指数、27:00に米・3年債入札、29:00に米・消費者信用残高が予定されている。リスクオンムードとなっている市場が継続するか、各種指標と照らし合わせつつ慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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