欧州通貨の通貨強弱に注意か
2021.06.07
- 米・消費者信用残高
- 英・ハリファックス住宅価格
先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇し、株高・原油高・金利安の展開となった。ダウ平均は、史上最高値更新まであと21ドルまで迫っており、34,756ドルで終了した。米長期債は急落し、米・5年債利回りは5%以上の下落となっている。現在の米5年債利回りは0.79%付近だ。
為替市場は、先週末から豪ドルが再び勢力を増しており、豪ドル米ドルは、一昨日の下落幅である100pipsをすべて取り戻し、現在は0.773付近での推移となっている。強含んでいるポンドに対しても強気姿勢となっており、ポンド豪ドルは1.845から1.826まで下落している。ユーロ豪ドルも同様に下落基調となっており、150pipsほど値を下げたが、現在も変わらず下落傾向となっている。
本日は、15:00に独・製造業受注、15:30にスイス・消費者物価指数、16:30に英・ハリファックス住宅価格、28:00に米・消費者信用残高が予定されている。これ以外の大きな経済指標はないが、今週は、9日(水)に加・政策金利発表、10日(木)に欧・ECB政策金利発表が予定されているため、米ドルに対して強含んでいる欧州通貨がどう反応するのか、しっかりと見極めたい。
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