オセアニア通貨の強弱に注目か

2021.05.26
本日のポイント
- 米・クオールズFRB副議長の発言
- 米・週間原油在庫
昨日は、米国市場で株価が下落し、株安・米ドル安・金利安のリスクオフムードとなった。昨日発表された米・4月新築住宅販売件数(前月比)は、年換算で86.3万戸となり市場予想を下回った。債券は買われ、米長期債利回りは、10・30年債ともに下落している。原油は65.8付近での横ばい推移だ。
為替市場は、豪ドルが再び上昇傾向となっており、豪ドル米ドルは現在0.778付近で先週高値を目指している最中だ。米ドルが軟調な地合いもあるが、豪ドルは欧州通貨のユーロとポンドに対しても強きで、豪ドル円も84.7付近まで急回復している。ポンドは対ドルで最弱通貨となっており、現在のポンド米ドルは1.415付近での推移だ。
本日は、欧州時間の15:45に仏・消費者信頼感指数と仏・企業景況感指数が予定されており、米国時間に入ると、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に米・クオールズFRB副議長の発言、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・5年債入札が予定されている。月末週中日の値動きに新たな方向感が出るのか、慎重に静観したい。