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商品価格に注目か

相場レポート

商品価格に注目か

商品価格に注目か
本日のポイント
  1. 若干の円高傾向
  2. 米ドルが弱含み

先週末は、欧州・米国市場ともに株価が上昇し、株高・米ドル高・金利高のリスクオンムードとなった。また、スエズ運河での座礁船により石油タンカーやLNG(液化天然ガス)船が足止め状態となっているが、原油価格は、60ドルを挟んでのもみ合い推移となっている。

為替市場は、再び若干の円高傾向となっており、クロス円が全般的に下落している。特に加ドルの下落が著しく、加ドル円は、上値を切り下げてのダブルトップ形成後、87.3から86.9まで下落している。米ドル円も同様に、109.8から109.5までの下落となっている。欧州通貨ペアのユーロポンドは、下落一服後に再び下降し、現在は0.855付近での推移だ。

本日は、17:30に英・住宅ローン承認件数、消費者信用残高、マネーサプライM4が発表予定で、23:30には米・ダラス連銀製造業活動指数、24:00に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。今週は、米・ADP雇用者数や米・雇用統計があるが、特に大きなイベントがないため、素直な値動きになる可能性がある。トレンドが発生した際反応できるよう、注意深く価格動向を見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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