英中銀利上げ後のポンドと米ドルの方向性は変わるか
2026.11.06
- ユーロ圏9月小売売上高
- 米10月雇用統計
前日の米国通貨は、米株急落によるリスク回避と米国債利回りの低下を受け、米ドルが円に対して弱含んだ。ドル円は一時158.50円付近まで上昇したが、NY時間後半には157.53円付近まで下落し、157.68円前後で取引を終えた。米新規失業保険申請件数は18.9万件と予想の19.6万件より少なく、労働市場の底堅さを示したものの、AI関連株の売りが広がるなかでドル買いは続かなかった。本日の米雇用統計を前に157円台の攻防が注目される。
欧州通貨は、英中銀が政策金利を3.75%から4.00%へ引き上げたことが材料となった。0.25ポイントの利上げに8人が賛成し、マン委員は0.50ポイントの利上げを主張したため、利上げ支持は9人全員だった。ポンドドルは発表直後に1.3480ドル台へ上昇したが、その後は伸び悩み、1.3450ドル付近で取引を終えた。一方、ユーロドルは一時1.1268ドルまで上昇した後、1.1203ドル付近まで下落。欧州通貨にも方向感の乏しさがみられた。
本日の指標は、16:00にドイツ9月鉱工業生産、19:00にユーロ圏9月小売売上高が発表される。欧州では18:30にウィリアムズNY連銀総裁の発言も予定され、金融政策に関する見解が注目される。米国では22:30に10月非農業部門雇用者数、失業率、平均時給が公表されるほか、同時刻にカナダの雇用統計も控える。前日の英中銀利上げを消化するポンドと、米雇用統計に反応するドルの強弱を見極めたい。
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