米ドルの戻りとポンド高は持続するか
2026.11.05
- 英中銀政策金利発表
- ユーロ圏9月卸売物価指数
前日の米国通貨は、米中間選挙の結果を受けたドル売りが先行し、ドル円は一時157.38円付近まで下落した。その後は買い戻しが入り、158.42円付近でNY取引を終えた。米10月ADP雇用者数は8.6万人増と市場予想を上回ったが、ISM非製造業景況指数は54.5と予想を下回り、指標結果もまちまちだった。米10年債利回りは4.89%前後に低下しており、ドル円は158円台前半を軸に米金利と翌日の雇用統計を見極める展開が想定される。
欧州通貨は、米ドル安の流れを受けてユーロとポンドが対ドルで上昇した。ユーロ圏10月消費者物価指数の速報値は前年比4.0%と前月の3.8%から加速したが、市場予想どおりだった。ユーロドルは一時1.1272ドル台へ上昇した後、1.1226ドル付近で引け、上値を伸ばしきれなかった。ポンドドルも1.3503ドル付近まで上昇しており、本日の英中銀会合で予想される0.25%の利上げと、今後の金融政策に関する説明が焦点となりそうだ。
本日の指標は、16:00にドイツ製造業新規受注、18:30に英建設業PMI、19:00にユーロ圏卸売物価指数が予定されている。特に21:00の英中銀政策金利発表と金融政策委員会議事要旨、21:30のベイリー総裁会見は、ポンド相場の変動要因となりやすい。米国では22:30に新規失業保険申請件数が発表され、予想は19.6万件となっている。欧州通貨の金融政策材料と米雇用関連指標の結果を分けて確認し、対ドルでの方向感を見極めたい。
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