上値が重くなった加ドルの回復余地を静観か

2025.05.22
- 欧・ECB理事会議事要旨公表
- 加・鉱工業製品価格
前日の米国通貨は、加ドルが対円で下落した。加ドル円は104.002から103.353まで下落。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足では200EMAに上値をレジストされる形でローソク足が停滞しており、日足ではすでに20MAより下位に位置しており、上値の重さが目についている。本日の米国時間でも加ドルが軟化していくのか、静観したい。
欧州通貨は、ポンドが米ドルに次いで弱含んだ。ポンド円は193.468から192.576まで下落。時間足20MAに沿っての下降が見られた。4時間足ではボリンジャーバンド+2σから-3σまでローソク足が低下しており、日足では長短MA密集地帯直下にて方向感を模索している最中だ。このままポンドが対円で軟化し続けていくのか、方向性を注視したい。
本日は、10:30に日・野口日銀審議委員の発言、15:00に日・工作機械受注、16:15に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、16:30に独・製造業/非製造業PMI、17:00に欧・製造業/非製造業PMI、独・IFO景況指数、17:30に英・製造業/非製造業PMI、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:30に加・鉱工業製品価格、米・新規失業保険申請件数、22:45に米・製造業/非製造業PMI、23:00に米・中古住宅販売件数がある予定だ。上値が重くなった加ドルの回復余地を慎重に静観したい。
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