上値が重い米ドルの回復余地を注視か

2025.05.20
- 独・生産者物価指数
- 欧・経常収支
前日の米国通貨は、米国時間で米ドルが最弱となった。米ドルフランは0.8371から0.8318まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では20MAに沿っての緩やかな下落が継続しており、日足ではボリンジャーバンド+3σからの反落が入っている状況だ。本日の米国時間でも米ドルが軟化するのか、要人発言に注意しながら静観したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・4月消費者物価指数(HICP)が、前月の2.2%と変わらなかったことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.1167から1.1288まで上昇。時間足ボリンジャーバンドの中心線から+3σまで値が伸びた。4時間足では200EMAが下値サポートとなり価格が上昇。日足ではRSIが50付近から上昇している。このままユーロが対米ドルで強含んでいくのか、方向性に注目したい。
本日の指標は、13:30に豪・RBA政策金利と声明発表、14:30に豪・ブロックRBA総裁の記者会見、15:00に独・生産者物価指数、17:00に欧・経常収支、21:30に加・消費者物価指数、22:30に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、23:00に欧・消費者信頼感指数、26:00に米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言、翌7:45にNZ・貿易収支がある予定だ。上値が重い米ドルの回復余地を慎重に見極めたい。
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