上昇している米ドルの上値余地がCPIにて変化するのか注視か

2024.10.10
- 米・新規失業保険申請件数
- ブラジル・小売売上高
前日の米国通貨は、昨日公表された米FOMC議事録にて50bpの大幅利下げが大多数に支持されていたことが明らかとなったが、米ドルが米国時間で最強通貨となった。ユーロ米ドルは1.0980から1.0935まで下落。時間足20MAに上値をレジストされる形で下伸した。4時間足では10MAに沿っての下降トレンドとなっており、日足ではすでに75MAのサポートラインを下抜けている。
欧州通貨は、昨日発表された独・8月貿易収支が前月の168億ユーロから225億ユーロとなり、市場予想も上振れたことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は162.388から163.467まで上昇。時間足20MAに沿って上昇した。4時間足では10MAが下値サポートとして機能しており、日足では200EMAのレジスタンスラインを上抜けつつある状況だ。
本日は、8:50に日・国内企業物価、日・対外/対内証券投資、15:00にノルウェー・消費者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計、トルコ・鉱工業生産、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:00にブラジル・小売売上高、21:30に米・消費者物価指数、米・新規失業保険申請件数、22:15に米・クックFRB理事の発言、22:30に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に米・30年債入札がある予定だ。上昇している米ドルの上値余地がCPIにて変化するのか注視したい。
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