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米国時間での重なる指標発表によるボラティリティ拡大に警戒か

相場レポート

米国時間での重なる指標発表によるボラティリティ拡大に警戒か

米国時間での重なる指標発表によるボラティリティ拡大に警戒か
本日のポイント
  1. 加・雇用統計
  2. 米・雇用統計

前日の米国通貨は、新規失業保険申請件数が8週振りに増加したことから、米ドルが対ポンドで下落した。ポンド米ドルは1.1831から1.1938まで上昇。4時間足20MAを上回った。ただ、直近高値の1.2042には遠く到達しておらず、さらに頭上には4時間足75MAのレジスタンスも控えている。米ドルの失速が継続するのか、本日の米・雇用統計結果に注目したい。

欧州通貨は、本日のGDP発表を控え、ポンドが対円で拮抗している。ポンド円は161.610から162.614の間でボックス推移となっており、時間足ボリンジャーバンドが収縮している。ただ、ボリンジャーバンドは収縮しながらも下向き傾向となっており、上値を緩やかに切り下げていることから、欧州時間でのポンドの下落に警戒したいところだ。

本日は、欧州時間の16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、英・商品貿易収支、ノルウェー・消費者物価指数、独・消費者物価指数、トルコ・失業率、トルコ・鉱工業生産、16:45に仏・経常収支、仏・貿易収支と、米国時間の22:30に加・雇用統計、米・雇用統計、加・設備稼働率、28:00に米・財政収支がある予定だ。米国時間での重なる指標発表によるボラティリティの拡大に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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