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対円で下落しているポンドが回復するのか注目か

相場レポート

対円で下落しているポンドが回復するのか注目か

対円で下落しているポンドが回復するのか注目か
本日のポイント
  1. 米・第4四半期GDP
  2. 米・個人消費

前日の米国通貨は、ドルインデックスが101.6まで低下したことからユーロ米ドルが上昇した。ユーロ米ドルは1.0857から1.0923まで70pips弱上昇。今週に入り、高値圏でのボックス相場が継続している。ただ、4時間足では20MAが下値サポートとなりわずかに上昇しているため、週末に向けての米ドルの弱さが露呈するのか注目したいところだ。

欧州通貨は、昨日発表された英・12月生産者物価指数(PPI)が、仕入前年比で前回値の18.0%から低下し16.5%となり、出荷も同様に14.7%へと予想外の低下をしたことで、ポンドが対円で弱含んだ。ポンド円は160.932から159.506まで約140pips低下。時間足200EMAを一時的に下抜けた。ただ、日足ベースでは上値と下値を拡大する三角保ち合いとなっているため、欧州時間での方向性に警戒したい。

本日は、15:00に日・工作機械受注、18:30に南ア・生産者物価指数、20:00に英・CBI流通取引調査、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・第4四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、米・耐久財受注、米・卸売在庫、米・シカゴ連銀全米活動指数、24:00に米・新築住宅販売件数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、27:00に米・7年債入札がある予定だ。対円で下落しているポンドが回復するのか、方向性をしっかりと見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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