強含んでいるオセアニア通貨の上値余地を注視か

2023.01.23
- 米・景気先行指数
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
先週末の米国通貨は、対円で強含んだもののオセアニア通貨に押される形となり、豪ドル米ドルが0.6906から0.6994まで約80pips上昇した。豪ドル米ドルは、昨年10月13日から継続する上昇トレンドがダウ理論により進行しており、直近では日足ベースで20MAに下値をサポートされる形で上伸している。このまま豪ドルが対米ドルで強含むのか、直近の値動きを観察しつつ、慎重に判断したい。
欧州通貨は、スイスフランが通貨強弱の中で最弱となり、フラン円が140.061から141.552の間で往って来い相場となった。フラン円は4時間足で1月16日からの反発が継続しているが、直近高値の142.444を実体足で上抜けるまでは、下落トレンドの流れが踏襲される可能性を念頭に置いておきたいところだ。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・消費者信頼感指数、18:00にフィリピン・鉱工業生産、フィリピン・小売売上高、フィリピン・消費者物価指数と、米国時間の22:30に加・新築住宅価格指数、24:00に欧・消費者信頼感指数、米・景気先行指数、25:30に米・6ヶ月ビル入札、26:45に欧・ラガルドECB総裁の発言がある予定だ。強含んでいるオセアニア通貨の上値余地を、慎重に見守りたい。
過去の相場レポート
2025.08.26
対米ドルで弱含んだポンドが回復を見せるのか静観か
2025.08.25
来月のFOMC利下げ容認発言にて下落した米ドルの下伸性に注目か
2025.08.22
対円で上昇したポンドの上伸性に注目か
2025.08.21
レンジ内にて下落した米ドル円が方向性を明確にするのか注視か
2025.08.20
欧州時間での指標発表によるポンドの値動きに警戒か
2025.08.19
初来高値圏でのポンド円のもみ合い相場が明確な方向性を示すのか注目か
2025.08.18
米国時間で最強となったユーロの上伸性を注視か
2025.08.15
続伸から一転し日足陰線となったポンド円の方向性を注視か
2025.08.14
最弱となった米ドルがさらなる軟化を見せるのか方向性に注目か
2025.08.13
英失業率改善にて対円で上昇したポンドの上値余地を注視か