米ドルは高値圏、ユーロ17カ月ぶり安値から戻せるか
2026.10.05
- 欧州9月サービス業PMI改定値
- 米9月ISM非製造業景況指数
前営業日の米国通貨は、9月非農業部門雇用者数が2.9万人増と市場予想を大きく下回り、失業率も4.2%へ上昇したことで一時ドル売りが進んだ。平均時給も前月比0.1%、前年比3.0%へ鈍化し、7月と8月の雇用者数も合計6.0万人下方修正されたことから、10月FOMCでの追加利上げ観測は大きく後退した。ただし、本日は高水準の米国債利回りとユーロ安を背景にドルが持ち直し、ドル円は158円前後で推移している。
欧州通貨は、ユーロ圏9月HICPが前年比3.8%と前月3.2%から加速し、コアHICPも2.5%へ上昇したものの、ユーロ買いは続かなかった。本日はフランスの財政懸念を背景にユーロドルが一時1.1161ドルと17カ月ぶりの安値まで下落し、ポンドドルも1.32ドル前後と上値の重い展開となっている。インフレ加速はECBの追加利上げを意識させる一方、欧州債券市場への警戒がユーロの重しとなっており、サービス業PMIを受けて景気面から支援材料が出るかを見極めたい。
本日の指標は、16:50にフランス、16:55にドイツ、17:00にユーロ圏、17:30に英国の9月サービス業PMI改定値が発表される。予想はフランス51.4、ドイツ52.9、ユーロ圏53.0、英国51.7といずれも50を上回る水準。その後、23:00には米9月ISM非製造業景況指数が予定されている。欧州景気の底堅さが確認されればユーロやポンドの下げ止まりにつながるのか、米サービス業が強ければ再びドル買いが優勢となるかに注目したい。
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