ドルは17カ月ぶり高値圏、米雇用統計で上伸続くか
2026.10.02
- ユーロ圏9月消費者物価指数
- 米9月雇用統計
前日の米国通貨は、米10年債利回りが一時5.344%と2002年以来の高水準まで上昇したことで米ドルが主要通貨に対して買われた。その後、FRB高官の慎重な発言を受けて短期金利は低下したものの、ドル指数は本日102.08と2025年4月以来の高値圏を維持している。ドル円は158.13円前後で推移し、豪ドル米ドルは0.6918ドルと3カ月ぶり安値圏、NZドル米ドルも0.5591ドルまで下落した。米新規失業保険申請件数は19.7万件と予想を下回り、3週連続で20万件を下回るなど、解雇の少ない状態が続いている。
欧州通貨は、フランスの財政懸念と欧州債券市場の混乱を背景にユーロ売りが強まり、ユーロドルは一時1.1215ドルと2025年5月以来の安値を付けた。フランス10年債利回りは長期ぶりの高水準まで上昇し、独仏国債の利回り差も大きく拡大している。一方、ユーロ圏9月製造業PMIは52.9と前月52.7から上昇し、4年以上ぶりの高水準となるなど景気面には底堅さもみられる。ポンドドルも1.3187ドルと3カ月ぶり安値圏にあり、本日はユーロ圏インフレを受けて欧州通貨の売りが一服するかを確認したい。
本日の指標は、18:00にユーロ圏9月HICP速報値、21:30に米9月非農業部門雇用者数、失業率、平均時給が発表される。ユーロ圏HICPは前年比3.7%、コアHICPは2.5%が予想され、物価上振れならECBの追加利上げ観測がユーロを支える可能性がある。米雇用者数は8.8万人増、失業率は4.1%、平均時給は前月比0.3%の予想。市場では10月の米利上げ確率が低下しているだけに、強い賃金や雇用結果となればドル買いが再開するかを見極めたい。
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