米ドルは3カ月ぶり高値圏、欧州通貨は反発できるか
2026.10.01
- ベイリー英中銀総裁の発言
- ラガルドECB総裁の発言
前日の米国通貨は、米8月PCEデフレーターが前年比3.4%と市場予想3.7%を下回ったことで10月の追加利上げ観測が後退したものの、長期金利上昇を背景に米ドルが底堅く推移した。9月ADP雇用者数は9.0万人増と市場予想7.0万人増を上回り、前月の3.6万人増から加速。米10年債利回りは本日5.306%まで上昇し、ドル指数も101.66と3カ月超ぶりの高値を付けている。ドル円は158.29円まで上昇しており、短期の政策金利見通しよりも長期金利の上昇がドルを支える状態となっている。
欧州通貨は、ユーロドルが1.1317ドルまで下落し、9月は約2.5%安となった。ポンドドルも1.32495ドルまで下落し、9月は約2.1%下げている。一方、ドイツ9月CPIは前年比3.3%と前月2.9%から加速し、フランスやイタリアでもインフレ率が上昇した。エネルギー価格上昇による物価圧力がECBの追加引き締めへの警戒を強める一方、米ドル高がユーロやポンドの上値を抑えている。本日はベイリー英中銀総裁とラガルドECB総裁の発言を受け、欧州通貨の金融政策見通しに変化が出るかを確認したい。
本日の指標は、スイス9月CPI、フランス、ドイツ、ユーロ圏、英国の9月製造業PMI改定値が予定されている。また、17:00にベイリー英中銀総裁の発言、18:00にユーロ圏8月失業率、22:30にラガルドECB総裁の発言、23:00に米9月ISM製造業景況指数も予定されている。欧州では高インフレと景気の強さが同時に確認されるか、米国では製造業の拡大が続くかが焦点となる。欧米双方で金融引き締め観測が変化する可能性があるため、ユーロドルやポンドドルの反応を見極めたい。
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