ドルは2カ月ぶり高値圏、ラガルド総裁の発言に注目
2026.09.28
- ラガルドECB総裁の発言
- 日銀・金融政策決定会合議事要旨
前営業日の米国通貨は、FRBの追加利上げ観測を背景に米ドルが底堅く推移した。米10年債利回りは一時5.23%付近まで上昇し、終盤は5.16%付近まで低下したものの、依然として高水準にある。米8月のコア資本財受注は前月比1.6%増と市場予想を上回り、AI関連投資を中心とした企業の設備投資の強さが確認された。一方、9月ミシガン大学消費者態度指数確報値は48.1と4カ月ぶりの低水準となり、景気の強さと消費者心理の弱さが併存する状況となっている。
欧州通貨では、ドル高を背景にユーロドルが1.13ドル台後半、ポンドドルが1.32ドル台前半と、ともに安値圏で推移している。週明けは原油価格が再び上昇し、Brent原油が106ドル付近まで値を伸ばしたことで、欧州でもエネルギー価格を通じたインフレ再加速への懸念が強まりやすい。ECBは今月利上げに踏み切っており、今後も物価と景気のバランスを見ながら金融政策を判断する局面が続く。ドル高が続くなか、ユーロが1.13ドル台を維持できるかにも注目したい。
本日はラガルドECB総裁が欧州議会の経済・通貨委員会で発言する予定となっている。エネルギー価格上昇やインフレ見通し、今後の金融政策についてどのような認識を示すかがユーロ相場の焦点となる。また、日本では日銀の7月会合議事要旨で物価上振れリスクへの警戒が確認され、企業向けサービス価格も前年比3.7%へ加速した。欧米の追加利上げ観測が続くなか、中央銀行の金融政策見通しを巡る発言が各通貨の方向性を左右しそうだ。
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